トランプ氏、WWI戦没米兵を「負け犬」と侮辱か 米誌

横須賀に停泊中の米強襲揚陸艦ワスプに乗艦し、海兵隊員に語りかけるドナルド・トランプ大統領(2019年5月28日撮影)。

【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領が2018年に訪仏した際、第1次世界大戦で戦死しフランスの墓地に埋葬されている米海兵隊員らを「負け犬」「間抜け」と呼んだとする記事が3日、米誌アトランティックに掲載された。

 パリ東部にあるエーヌ・マルヌ米国人墓地へのトランプ氏の訪問中止は、側近が行った公式説明によれば、雨のため大統領専用ヘリコプターが離陸できなかったからだとされている。

 だが、ジェフリー・ゴールドバーグ編集長が手掛けた記事によると、実際はトランプ氏が「雨で髪がぼさぼさになるのを嫌がって」訪問を拒否したのだという。

 記事には、「訪問が予定されていた日の朝、トランプ氏は高官らとの会話で『なぜ、あの墓地に行かなければならないんだ? 負け犬で埋め尽くされた場所だ』と言った」「訪仏中の別の会話でも、トランプ氏はベロー・ウッドの戦いで死亡した1800人以上の海兵隊員について、殺された『間抜け』と呼んだ」と記されている。

 いずれの会話も、その場にいた匿名の人物4人から聞いた話だとしている。

 トランプ氏と側近らは、この記事を激しく非難。トランプ氏は「でっち上げ」だと記者団に述べ、証言者が「実在するとしたら、下劣なうそつきだ」「わが国の倒れた英雄たちについて、そんなことを言ったことはないと誓ってもいい」と記事の内容を否定した。

 ただ、トランプ氏は2016年の米大統領選中、ベトナム戦争で捕虜となり英雄として知られていた故ジョン・マケイン米上院議員に対し、「彼は戦争の英雄などではない。捕まったから英雄視されているのだ。私は、捕まらなかった人たちのほうが好きだ」と発言し、侮辱的だと指摘されている。 【翻訳編集】AFPBB News

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