御嶽海、出稽古できず秋場所は「先場所より不安」

御嶽海(20年3月撮影)

大相撲の関脇御嶽海(27=出羽海)が4日、出稽古が解禁されないまま迎える秋場所(13日初日、東京・両国国技館)に向けて不安を吐露した。

都内の部屋での稽古後、電話取材に応じ「不安は先場所よりある。貯金じゃないけど、ずっと前はやってきた。今場所はもう結構出稽古ができない。単純に相撲が取れない」と心境を明かした。

実践的な稽古ができない中で基礎運動に重きを置く。「普段だったら巡業でちょっとしかできなかったりする。でも部屋にいればみっちりできるんでね」。7月場所前の外出自粛期間中に続き、縄跳びでのトレーニングを継続中。172キロの巨体で1分間飛び続け、それを3セット行う。「でも体はなんか重たい。今日から相撲とっているので、ちょっとずつキレが出てくると思う」。この日から相撲を取る稽古を再開させ、幕下以下の力士を相手に計10番取った。春日野部屋で出稽古する通常の調整ではないが「こっち(出羽海部屋)でやると勝つのが当たり前。ずっと残ってなきゃいけないってところでは、意外と体力ついているのかな」と効果を語った。

稽古相手の若い衆を育成するのも「大事だと思う」と、部屋頭として引っ張り上げる覚悟を示した。一方で外出自粛期間中に部屋の屋上で育てた野菜は、猛暑で蒸発して失敗。「途中で諦めた。途中までトマトとかは良かったけど…。作物と弟子は一緒くらい難しい」と、悩ましい様子だった。

11月場所の大関とりに向けて、秋場所は2桁白星が絶対条件になる。「先々場所(春場所)平幕だったけど、2場所連続っていうのはなかなかなかった。いい自信になった。(2場所)連続2桁はもう絶対取りたい」。“次期大関”の最右翼として、今度こそチャンスをつかみ取りたい。【佐藤礼征】

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